女のため息

名古屋郊外在住 アラ還の平凡な主婦です。経験したことや、思ったことを 思い出しながら綴りたいと思います。

結婚式でのハプニング。カツラが・・・。

34年前の早朝、仏壇の父に挨拶をして、出掛けます。行く先は結婚式場。

 

 

 

ここで私は変身します。まず、顔を真っ白に塗りたぐり、いや顔だけでなく首すじから背中にかけて、液状の白い物を………。冷たくて、背中に線が走ります。そして、初めて『つけまつげ』なるものを付けると、瞬きする度ソレがバサッと音を立てます。

 

 

 

真っ白な顔に、切れ長の黒い目……。頭には、カツラを被せます。鏡の中の私は時代劇のお姫様のよう……。何時もの私とは別人です。

 

 

 

次に、白無垢を着て、カツラの上には綿帽子を被せ完成です。


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↑↑↑(衣装店から、お写真お借りしました)

 

 

そして、新郎と御対面と相成ります。『おおーっ』と言うあの驚いたような嬉しいような顔は忘れられません。

 

 

 

『上手く化けたな』・・・正直、我ながらそう思います。

 

 

 

結婚式は、その姿で通し、披露宴の時は、打ち掛けを羽織り、綿帽子を外しカツラに『オナガ』なるものを付け………。詳しいことは忘れてしまいましたが、当時流行っていた細く長い毛の束を後ろに付けます。長さは足首辺りまでありました。


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 ↑↑↑(衣装店から、お写真お借りしました)


 

会場の灯が消え扉にスポットライトが当たり、新郎新婦の登場です。緊張の一瞬です。一世一代の晴れ舞台です。会場をゆっくり歩き金屏風の前に並び、仲人の挨拶・紹介と続き『着席下さい』との声に着席しようとすると悲劇が………。

 

 

 

座った瞬間、カクッと嫌な感じが………。ムムッ………。頭が後方に引っ張られたような感触に………。カツラが………、、、

 

 

 

落・ち・る〜〜〜!!

 

 

 

や・や・ヤバ〜い!!!

 

 

 

どうも、『オナガ』を踏んづけてしまったようです。オナガに付いてるカツラが……、いやカツラに付いてるオナガが、カツラを引っ張っている……。

 

 

 

周りを見渡すも、変化なし。まだカツラは私の頭に乗っかかっているよう………。横に付いているスタッフの方に、「カツラ、大丈夫ですか?」と尋ねても、「大丈夫です」と言われ……。

 

 

 

どうにか、カツラ落下だけは、防げられたようです。もう、どうなるかと…………。

 

 

 

その後も、宴は続き、着物、ドレスへとお色直しをして、無事お開きとなりました。

 

 

 

当時は、バブル全盛期。ウエディングケーキは張りぼてでしたが、身長を大きく上回る高さで、下からはドライアイスが出………。のはずが、先方の手違いで出ず……。とハプニング続きの披露宴でした。まぁ何とか無事?お開きになることが出来ヤレヤレです。

 

 

 

後日、披露宴のビデオを観ると、『オナガ』を踏んづける瞬間が写っていました。カツラがグイッと後方に持ってかれ、額が広くなっていました。その瞬間の私の目が泳ぎまくっていたのも写っておりました。

 

 

 

初っ端からのハプニングで、結婚生活は、どうなるかと心配しておりましたが、大きな波風も立たず無事34年続いております。皆に感謝・感謝です。