女のため息

名古屋郊外在住 アラ還の平凡な主婦です。経験したことや、思ったことを 思い出しながら綴りたいと思います。

『鬼は~外・福は~内』

『節分の思い出』と言うと、やっぱり『豆まき』ですネ。




私の子供の頃、『豆まき』は……。




鬼のお面を付けた父が、玄関の戸を『トントン』と叩く。子供達が戸を開けると………。



鬼は「こんばんは」と、にこやかな声で、言うやいなや「ワァーッ!」と襲い掛かってくる。



その様子に一瞬怯むが、手に持った一升マスから、豆を鷲掴みして、「鬼は外」と言いながら一気に鬼めがけ力一杯投げる。



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「痛っ痛っ」と鬼は大袈裟に身を屈めながらも、玄関を上がり各部屋中逃げ回る。ソレにまた「鬼は外、福は内」と言って、豆を思いっきり投げつける。最後は、玄関から鬼は退散する。




鬼は、お面を破り捨てて、優しい父として玄関から入って来る。と、まぁ恒例の行事だが、何年か続いた。




力一杯豆を投げつけるので、鬼は「助けてくれ〜」と言って逃げ回る。その姿に笑いこけながら、「鬼は〜外、福は〜内」たまに、間違えて「鬼は〜ウチ、福は〜外」な〜んてことも……。



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その後は、豆を拾い集め、歳の数だけ食べる。当然、子供は少なく大人は多く食べることになる。




だけど、撒いた豆はソレより多く結局勿体ないから食べたような気がするが………。




あれから、数十年の月日が流れ、私が『鬼』になり豆を投げつけられる立場に変わり(夫は仕事で遅く行事に参加出来ず)………。




子供達は、『鬼』目掛け思いっきり豆を投げる。結構痛い。父も痛かったんだろうと想いを巡らす。楽しんでやっていたようだったが、悪ったなぁ〜と………。




そんなことが、数回続いたある年、小学校低学年の息子が「今年は僕が鬼やる」と言う。面白がってやるのかな?と思うと、「お母さん、豆を投げられ痛そうで可哀想だから」って………。




『男の子は優しい』とつくづく思った言葉だった。




その『豆』。拾い集めたはずだが……
大掃除すると、必ず、家具の後ろに隠れている。




子供達は大きくなってしまったが、今年は、久しぶりにヤルか!





『鬼は外、福は内』 
『豆』でコロナを殺っつけろ!!






今週のお題「鬼」