女のため息

名古屋郊外在住 アラ還の平凡な主婦です。経験したことや、思ったことを 思い出しながら綴りたいと思います。

『私は日本でも中国でもない大地の子です。』

今週のお題「もう一度見たいドラマ」は、今から、25年前に、NHKで7回に渡り放送された中合作ドラマ大地の子




このドラマは、NHK放送開始70周年を記念し日中の共同制作により『土曜ドラマ』枠で放送されたものです。


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山崎豊子の小説作品及び原作としたテレビドラマで、毎週土曜日夜に放送されていました。




物語は、中国残留孤児となった主人公・陸一心の波乱万丈な半生を描いています。




主人公を当時新人の上川隆也が、8割方中国語と言う台詞を暗記し、1年の1/3がロケと言うドラマを熱演していました。




まぁ、ここまでは、ウィキペディアでの情報………。それを読みながら当時の記憶が蘇ってきました。




一番記憶にあるのは、ソ連軍からの虐殺を逃れるため満州からの逃避行中、一人また一人と家族が死んでいく場面。もう、鳥肌ものでした。その晩は、興奮してなかなか眠れなかったのを思い出します。




その後も、これでもか!と言うぐらいの体験をし、人さらいから救ってくれた中国の育ての父との出逢いが、その後の人生を変えます。




さすがに、白い巨塔』『不毛地帯』『沈まぬ太陽等、名作の著者山崎豊子氏。見応えのある小説をドラマ化しただけあり、感動の作品でした。





最終回でのラストシーン。養父と実父の狭間で揺れる主人公・一心に、仲代達矢演じる実父が、長江を下る船の上で息子に言った言葉。


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「日本で一緒に暮らさないか?」




その言葉に、息子・一心は………。




「私は、大地の子です。」と語り、中国での生活を選んだのです。




運命に翻弄された一心。彼を取り巻く人々。それを新人の上川隆也が熱演するのです。もう、感動ものです。




当時、深夜の放送だったにも拘らず、視聴率は毎回15%はあったと聞いています。




あれから、何回かは再放送されているらしいですが、もう一回観てみたいドラマです。