女のため息

名古屋郊外在住 アラ還の平凡な主婦です。経験したことや、思ったことを 思い出しながら綴りたいと思います。

パン売りのお兄さん!

のんびりした昼下り。『ピンポーン』

どなたかが来た模様。インターホン越しに見ると、20代後半の若い男の人が立っていた。

 

 

「はい」と出ると………。

 

 

「パンどうですか?」

 

 

「えっ、パン?」

 

 

「はい、パンです。」


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パンってどういうこと?売りに来たの?と思いながらも、躊躇していると………。

 

 

ヒルナンデスで放送されたパンで…」と相手は続けた。もう、面倒なので「結構です」と断りを入れると、「分かりました。」とあっさり帰っていった。

 

 

『パンって…………、個別に売りに来る?』

 

 

『行商に来たの?』って???が頭の中で踊っている。

 

 

今のは何だったのだろうか?気になり、窓外を眺めると、パン売りのお兄さんが、幟を立てたリヤカーもどきにパンを入れて家々を訪問しているようだ。

 

 

どうもモニター付きのインターホンがある家では、門前払いのようだが………。一軒づつ回っているんだなぁ。大変だ。こんなこと若い人がやっているなんて………。儲かるのだろうか?

 

 

と思っていたら、外から話し声が聞こえてきた。

 

 

パン売りのお兄さんと、近所の高齢の奥さんがパンを手に取り、何やら話している。パンを買ってあげたのかな?と気になる。

 

 

そんな光景を夫と見ていると、

 

 

「ロバのパン屋って昔あったなぁ。知ってるか?」と聞くので、「名前は聞いたことあるけど……。知らない。」


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「お前、若いからなぁ。」夫とは、7歳違うので話が合わないことも、ちょこちょこある。

 

 

ロバのパン屋とは、ロバがパンを載せた馬車をひき街中を売り歩くのだそうだ。要するに自動車がまだ少ない時代、ロバが代わりをすると言うことだ。

 

 

ロバのパン屋が来ると、そこらじゅうに落とし物を置いて不衛生極まりなく、徐々になくなったと言うことだ。

 

 

「じゃあ、パカーン知ってる?」と今度はこちらから聞いてみた。「米を固めるやつだろ。」

 

 

そう、これは家からお米を持っていき、特殊な器械で、お米と砂糖を入れ圧縮するのだ。その時、パカーンと大きな音がするので、そう呼んでいた。公園などに、その器械を置いて、おじさんが作るものである。『おこし』のことである。出来立てのパカーンは凄く美味しかった。

 

 

私の子供の頃は、そんな様なことがあったなぁと思いながら………。パン売りのお兄さんを眺めていた。

 

 

でも、こんなことして、商売になるのかなぁ〜