女のため息

名古屋郊外在住 アラ還の平凡な主婦です。経験したことや、思ったことを 思い出しながら綴りたいと思います。

『プライド。』

先日、久しぶりに幼馴染のMから電話があった。彼女とは、ここ数年 年賀状だけのお付き合いとなっていた。



中学校の同窓会があるけど、どうする?と言う内容だった。コロナ騒動で延期になり、来年の夏になったが、大丈夫だろうか?との話であった。



まだ、少し時間があるので、ちょっと様子見だよね!との結論になった。



「ところで、おばさん元気?」と振ると………。



Mは、一気に喋りだした。



Mは、今年米寿を迎える実母と、ご主人の3人で暮らしている。お母様は要介護3だと言う。


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「もう、ボケちゃって大変なのよ!この間なんか、コソコソして何か隠そうとしてるので、何してるのよと見たら、汚物をタンスに仕舞おうとしてるじゃない!!ビックリしたわよ。それで問い詰めたのよ。そしたら何と言ったと思う?私のじゃない!此処にあったって逆ギレするのよ!!もう面倒見きれない!!」



と大層ご立腹であった。「大変だね。」とだけ言って、聞き役に徹して電話を切った。



電話を切った後、Mのお母様のことを思い出した。とても、教育熱心でシッカリ者と言うイメージしか浮かばなかった。



あのおばさんが、あんな風になるなんて……。ショックだった。ウチの母も、あんな風になってしまうのだろうか?まだそこ迄はないので安堵もした。



でも、その話って聞いたことがあるなぁと、実際にあるんだ………。



ウチの母の行動パターンを思い描きながら、ひょっとしてと思った事がある。



それは………。



高齢者は、トイレが近く、何回もトイレに行く。それは、夜間も例外ではなく………。



動作が遅く思う様に行動出来ない。耳も目も悪く力も無い。ゆえ、粗相をすることも増えるだろう。でも、頭はまだシッカリしているので、自分で何とかしようとする。失敗を隠そうとする。それで、あの様な行動を取ってしまったのではあるまいか?



だから、これはボケたのではなく『プライド』の問題なのではないだろうか?



おばさんは、シッカリ者で今まで、そんな失敗なんかする人ではないことは、自分が一番知っていたと思う。それも、自分の娘に見られて、とても、ショックだったのだろう。



シッカリ者で完璧な人程、ショックの度合いが大きいのだろう。多分、完全にボケた人の方が楽なのでは?と思ってしまう。



仕方ないこと。Mの気持ちも痛いほど分かる。でも、どうしょうもないヨ。



ねぇ〜 Mちゃん!