女のため息

名古屋郊外在住 アラ還の平凡な主婦です。経験したことや、思ったことを 思い出しながら綴りたいと思います。

アサガオ観察で……………。

今週のお題「お父さん」


『お父さん』とのエピソードは色々とありますが………。


そう、あれは小学校に上がって初めての夏休みを迎える頃のこと。
(恐ろしきや、もう半世紀以上も前のこと)

理科の授業でアサガオの観察』があり、教室の窓の下には、たくさんの植木鉢が並んでおりました。


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植木鉢の数は、クラスの人数分50鉢ぐらいあったと記憶しています。当時は一クラス50人ぐらいと大人数でした。


植木鉢には、アサガオが出ているものもあり、その横には生徒の名前が書かれた名札が立っていました。


でも、私の植木鉢には、芽も何も出てなくて『明日、出てくるのかなぁ?』と毎日毎日水やりをしていました。


次の日も、次の日も、そのまた次の日も植木鉢を見るのですが、なんの変化もなく………。


他の植木鉢からは、次から次へ芽が出てきて、双葉も出てきているものまでありました。


芽が出てないのは、数えるほどしかなくなり………。そして、私の植木鉢はと言うと……、相変わらず変化なしでした。


「お父ちゃん、アサガオの芽出ないよ〜。みんなのは出てるのに〜」と父に泣きついてしまったのでした。


すると父は、「分かった、分かったから」と言い、私をお花屋さんヘ連れて行きました。

「Y子ちゃん、どれが良い?」と言って、アサガオの種を物色しました。


私が、「コレ!」と言うと、その種を買ってそのまま学校ヘ向かいましました。


それは、日曜日の夕方だったかと記憶してます。学校には人影もなく、開け放されていた校門から、父と2人入って行き………。


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学校が休みの時に黙って入っていく事に、抵抗があり「お父ちゃん、黙って入って良いの?」って聞くと、父は「大丈夫だよ」って……。


スリル満点で、教室の窓の下の植木鉢まで行くと………。


父は、「Y子ちゃんのアサガオは、どれ?」って聞きました。「コレ」って指差すと、2人で今買ってきたアサガオの種を撒きました。


父は、微笑みながら「もう大丈夫だよ!すぐ芽が出るよ!」って………。





それから、何日か経ったある日………。植木鉢の土からもっこりと芽らしきものが、顔を出し始めております。


もう、嬉しくて嬉しくて………。


父に、「お父ちゃん、お父ちゃん、アサガオの芽出たヨ!!」って報告すると、父は「そうか、そうか、良かったなぁ!!」って喜んでくれました。


だから、お父ちゃんだ~い好き!!


私のアサガオは、双葉も付けスクスクと成長しだし、それにつけ


???


『何か、みんなと違うゾ』


私のアサガオの双葉は、みんなのそれとは違い色も黄みがかって、ちょっと小ぶりで………。


夏休みが、始まろうとする頃には皆と違うアサガオが咲き出しました。




友達に「Y子ちゃんだけ、どうして違うの?」と聞かれ、「可笑しいね」としか返せなかった。多分、先生は分かっていて何も言わなかったのでしょう。


あの出来事を父は覚えているだろうか?今となっては、聞くことは出来ないが………。恥ずかしかったけど、嬉しかったなぁ~。





父との最期の思い出は、この記事で ↓ ↓ ↓
pintocare.hatenablog.com