女のため息

名古屋郊外在住 アラ還の平凡な主婦です。経験したことや、思ったことを 思い出しながら綴りたいと思います。

認知症のため運転免許更新できなかった先生は・・・

池袋の高齢男性による事故から 一年が経過した。

高齢者の運転免許返戻の必要性が叫ばれている。

足が 不自由なので 車が必要と 自ら運転する車で
買い物に行く高齢者達の話を聞く。
ブレーキを踏む足は 大丈夫なのかと 恐ろしくなる。


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先日、スーパーの駐車場に 前進で止め、出る際に
前方には、何もなかったからか、そのまま前進で
出ようとしている車が あった。

そこまでは、問題ないが、如何せん タイヤの前には
輪止めがあったため、車が『 ブゥー』と
音を立てて なかなか進まない。

が、しかし 運転手はお構い無しに アクセルを踏む。
やっと 前輪が、輪止めを通過。
今度は 後輪が 輪止めに止められ、前に進まず。
また、アクセルを吹かし、二度挑戦し 輪止めを
通過。めでたく?脱出し スーパーを後にした。

その一部始終を目にし、恐怖を覚えた。
運転手は 80歳前の高齢男性だった。
パニックになってしまったのか?
周囲には、人も車も 居なかったので事なきを
得たが………。
一歩 間違えば 大変なことになっていた。



ところで、池袋の事故より 少し前に なるが、
20年来 書道を教えて頂いていた男の先生が、
運転免許更新時に 認知症のために、
更新出来なくなった。

先生は、隣の市に 住居を構えており、複数の
教室を 持っていた。その移動に 高速道路を使い
自ら運転していた。

運転免許更新時は、米寿にならんとしていた。
足腰には 全く問題なく、ビシバシと行動も速い。

しかし…、である。
話の辻褄が 合わないということは ないが、同じ
事を何度も繰り返し言う。私達は、心配しつつ
段々と生徒が減少する先生に、『辞めます』とは
気の毒で 可哀想で とても 言えなかった。

それが 突然 ホントに突然、助手の人から認知症
の為 免許証が更新されず、教室が 次回から閉鎖
されるとの連絡を受けた。

「あーぁ 終わっちゃうんだー。」という淋しさ
と 共に 「良かったー。これで 事故の心配なく
なった」と、安堵もした。

そして、それ以来 先生には、会っていない。
ちゃんとした お礼もできずに 心苦しい。
本当は お会いして お礼を言うのが筋だと思う
が、遠方の為 電話にて お礼を言った。



『歳をとる』って 淋しいなぁ………。



他人事ではない。数十年後の自分の姿かも
しれない。

そうならないよう一日でも早く 自動運転の車が
出来、私達にも 手に届くような価格で 出回る
ことを 切望する❗❗